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川崎大師:御朱印をいただける時間と種類は?「とんとこ飴」の起源を探る!

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川崎大師 御朱印 御朱印

9月の雨が続く週末、厄除けで知られる川崎大師へ御朱印を受けに訪れました。

この霊場は御朱印の多様性で御朱印収集家にも人気があります。

この記事では、川崎大師での御朱印の受付時間、種類、そして伝統的なとんとこ飴の背景に迫ります。

 

 

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川崎大師の歴史と伝統

この訪問では、古いお守りを返すことも目的でした。通常、お守りは元の場所に返すのが習わしです。ですが、引越し等で購入場所に戻れない場合、神社のお守りは他の神社に、お寺のお守りは別のお寺に返納しても良いとされます。

川崎大師の正式な名前は金剛山金乗院平間寺で、真言宗のお寺です。これにより、お寺でお守りを返納できました。

川崎大師の歴史は平安時代に遡ります。当時、厄年の42歳だった漁師・平間兼乗は夜ごと厄除けを祈っていました。ある夜、お坊さんが現れ、「私が掘った仏像が海にあるから拾ってきなさい」とお告げがあったそうです。

兼乗が光る場所に網を投げると、木彫りの大師像が引き上げられました。この像を祀ったのが、川崎大師の始まりです。

こうして川崎大師は厄除けの聖地となりました。

 

 

 

川崎大師への参拝可能時間

川崎大師は、年間を通して異なる時間帯で参拝が可能です。

4月から9月は朝5時30分から夜6時まで

10月から3月は朝6時から夕方5時30分までです。

毎月21日には賑やかな縁日が開催され、特に1月21日の初大師は正月の雰囲気で賑わいます。

 

 

 

川崎大師の御朱印収集ポイント

川崎大師では、以下の4箇所で御朱印を受けられます。

大本堂の御朱印

川崎大師 御朱印

大本堂で授与される御朱印に記された「厄除遍照殿」は、川崎大師の主祭神、弘法大師を称える言葉です。「厄除弘法大師様」とも表されています。

不動堂の御朱印

川崎大師 御朱印

こちらは不動堂の主祭神、不動明王(通称お不動さま)を祀る御朱印です。川崎大師の不動堂は、成田山新勝寺の分身である不動明王を安置しています。成田山新勝寺のお不動さまは広く知られています。

薬師殿の御朱印

川崎大師 御朱印

薬師殿では、創建880年を記念して設けられ、ご本尊の薬師瑠璃光如来(薬師如来さま)の御朱印が授与されます。

自動車交通安全祈祷殿の御朱印

川崎大師 御朱印

川崎大師の敷地内にある自動車交通安全祈祷殿では、境内の外れに位置しているにもかかわらず御朱印を授与しています。

御朱印収集に熱心な方は、参拝前にこれらの場所を訪れがちですが、先に本堂での参拝を心掛けましょう。

また、関東八十八カ所霊場、東海三十三観音霊場、関東三十六不動霊場の各札所にも該当するため、これらの霊場の御朱印を希望する場合は、受付でお申し出ください。

 

 

 

川崎大師の御朱印巡りの順路

川崎大師の御朱印を授かるために、境内の各所を順に巡る旅を始めましょう。川崎大師の公式サイトには、御朱印所のマップも掲載されています。

今回は、書道と写経が趣味の母と共に参拝をしました。「私も御朱印を集めたいわ」という母の言葉に促されての訪問です。

御朱印は元々、お寺に写経を納めた証として授かるものでした。しかし現在では、特に写経を行わなくても、参拝の記念として一般の参拝者にも授けられています。

参拝の始まりは、境内の入り口に位置する大山門から。献香所でお線香をあげて、無病息災を祈りながら煙に身を浸します。

その朝は平日の早い時間帯で、参拝者はほんの数人でした。この静けさのおかげで、お線香をじっくりと捧げることができました。

大本堂は献香所の更に奥にあり、ここには川崎大師の中心的存在である空海、別名弘法大師が祀られています。

初夏の明るい光のもとでは少し見にくいですが、厄除けの神様である弘法大師の御像が大本堂の深くに設置されています。ここで祈りを捧げた後、御朱印を受け取りに行きます。

御朱印を受け取る場所は大本堂正面から右側にあり、大きな「弘法大師」の文字が書かれた提灯が目印となっています。指示に従ってさらに奥へと進みます。

こちらの御朱印受付では、お札やお守りなどの参拝記念品も展示されており、「御朱印受付はこちら」との案内がありますので、迷うことなく進めます。

受付で「御朱印をお願いします」と伝え、300円の御朱印料を支払い、番号札をもらいます。提供される麦茶で一息つきながら、この日はほとんど待たずに御朱印を受け取ることができました。

大本堂でのお参り後、石段を下りて右手に進むと、不動堂が見えてきます。そちらでもぜひお参りをしましょう。

●弘法大師(空海)が中国から帰国した際に、密教の教えと共に不動明王の像を日本にもたらしたと伝えられています。

 

弘法大師と不動明王は、実は密接な関係があるとされています。

不動堂に入る際は靴を脱ぐ必要があるため、入り口で靴を脱いで内部へ進みます。

周囲に誰も見えないので、一瞬御朱印を受け取れるか不安になりましたが、

「すみません、御朱印をいただけますか?」と問いかけると、

「もちろんです!ちょっと待っててくださいね^^」と言いながら、清掃中のスタッフが対応してくれました。

いくつかのお寺では、参拝せずに御朱印のみを求める観光客に対し、控えるよう促す場合もあります。

しかし、川崎大師では参拝を記念して御朱印やお守りを受け取ることを推奨する案内を随所で目にし、御朱印を受け取ることが気軽にできる印象を受けました。

それでも、御朱印やお守りは特別なものであるため、参拝をせずに受け取ることは避けるべきです。

不動堂でのお参り後、境内を散策しながら、最も遠い薬師殿に向かいました。

2008年に創建880年を記念して設立された薬師殿には、信者たちを守る十二神将と共に、薬師瑠璃光如来の尊像が安置されています。また、「なで薬師」と呼ばれる薬師瑠璃光如来の分身も祀られており、触れることで健康祈願や病気回復の祈りを込めることができます。

ある老紳士が、ご真言を唱えながら「なで薬師」の像に手を当てている姿が見られました。

薬師殿に入ると、御朱印帳を持つ私たちを見つけた受付の女性が迅速に対応してくれ、「御朱印はこちらです」と案内してくれました。たった5分で私と母の御朱印を用意してくれたのには驚きました。

御朱印を待つ間、薬師殿で配布される記念のしおり作りがおすすめです。

十二神将は、それぞれの方角と干支を守る守護神としても崇拝されています。自分の干支にちなんだしおりを作り、選べる色のリボンで飾り付けることができます。これらのしおりは無料で提供されており、作るのを楽しむことができます。

最終的には、少し離れた場所に位置する自動車交通安全祈祷殿に足を運びます。距離は約1.2kmありますが、メインの道を通るため歩きやすいです。

運転を日常的に行う方々は、この祈祷殿でお参りすることにより、弘法大師さまから運転の安全を守る加護を受けることが可能です。

車の祈祷を特別に依頼しなくても、参拝や御朱印を受けることはできます。

自動車交通安全祈祷殿を含めて境内全体を参拝し、御朱印を受け取るには、半日程度を費やし、川崎大師の魅力を十分に味わい尽くしました!

母も初めての御朱印を受け取り、大変満足している様子でした。

 

 

 

 

川崎大師での御朱印受領時間

大本堂で御朱印を受けることができるのは朝6時から夕方5時30分までで、参拝時間内ならいつでも可能です。

他の御朱印受領場所、護持志納金受付所、不動堂、薬師殿では朝9時から午後4時頃まで受けられますので、訪問の際は時間を確認してください。

私が訪れたのは9月の日曜日で、大本堂近くの護持納金受付所で待ち時間なく御朱印をいただきました(300円)。年始の3日間も同様の時間で受けられるそうです。

 

 

 

川崎大師の参道の魅力

 

とんとこ飴の魅力とその起源

川崎大師の参道を歩くと、心地よい「トントントン…」という音が耳に飛び込んできます。それは、「とんとこ飴」を切るリズミカルな音です。

参道にはとんとこ飴の店が立ち並び、店員が試食を勧めています。きな粉飴を味わうと、その柔らかさにすぐに虜になります。市販の飴よりも柔らかく、懐かしい味わいが特徴です。

歴史的に寺院や神社の周囲では、長持ちする飴が贅沢なお土産として重宝されてきました。

川崎大師は厄除けで名高い寺で、江戸時代から「飴を切る」という行為は「厄を切る」とかけて人気を集めてきました。これが、飴のパッケージに「開運」と表記される理由です。

 

 

だるまがいっぱい!

川崎大師 御朱印

川崎大師の参道沿いには、様々なだるまが売られています。価格は350円からで、小さなものから選挙事務所で見かける大きなサイズまで揃っています。

川崎大師では、だるまに願いを込めて最初に右目(向かって左)に目を描き、願いが叶ったら感謝を込めて左目を描くとされています。

合格祈願やキティちゃんデザインのだるまなど、バリエーションも豊富。お気に入りを見つけてみてはどうでしょう。

 

 

 

まとめ:川崎大師の魅力再発見

川崎大師は、春には花祭り、7月には風鈴市が開催されるなど、季節ごとに異なるイベントが楽しめます。また、定期的に行われる写経会も魅力の一つです。

周辺にはおまんじゅうや煎餅の店も並び、散策だけでも楽しめる場所です。

初詣の混雑時だけでなく、閑散期に訪れてのんびりと過ごすのもおすすめです。

 

以上、「川崎大師:御朱印をいただける時間と種類は?「とんとこ飴」の起源を探る!」についてご紹介しました。

 

 

御朱印
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