鶴岡八幡宮は鎌倉の人気観光スポットですが、「おみくじの結果が厳しい」「初めて大凶を引いた」と話題の鶴岡八幡宮のおみくじ、その真相はいかに??実際に訪れた際に、私も大凶を引いてしまった経験があります。
ここでは鶴岡八幡宮のおみくじの各種類、割合、価格、引ける場所と時間について。そして鶴岡八幡宮でおみくじの不吉な結果に心が動揺した際の対処法や、おみくじを引く際のポイントも併せて解説します。
鶴岡八幡宮の神秘的なおみくじ:番号と種類のガイド
鶴岡八幡宮で授与されるおみくじは、宮司が御本殿で7日間籠もり、心身を清めた後に作成される、神徳と霊力に満ちた特別なものです。これらのおみくじには1番から50番までの番号が振られており、1番の末吉から50番の大吉に至るまでの様々な種類が存在します。
また、中には凶のおみくじが8本、大凶のおみくじが2本含まれていることも特筆すべき点です。
鶴岡八幡宮のおみくじ:吉凶の種類と確率
鶴岡八幡宮で引くことができるおみくじには、幸運を示す順に「大吉・吉・中吉・末吉・小吉・凶・大凶」という7つの運勢の種類があります。ただし、おみくじの内容や順序は寺社によって異なる場合があり、「中吉>吉>小吉>末吉」という順番になっていることもあります。
鶴岡八幡宮のおみくじの吉凶確率
以前にも触れた通り、鶴岡八幡宮のおみくじには凶が多めに含まれているようです。50本のおみくじ中に凶が8本含まれているということは、約6回に1回の割合で凶が出ることになり、これは確率に換算すると約16.67%です。大凶は2本なので、25回に1回の割合で引くことになり、これは約4%の確率となります。一般的な俗説では、鶴岡八幡宮のおみくじの凶の確率が約20%、大凶が約4%とされています。
他の日本の寺社では、参拝者が多くおみくじを引くように、または引いた人が前向きな気持ちになるように、凶の割合を低く設定していたり、凶や大凶を含まない場合もあります。
しかし鶴岡八幡宮では、大凶まで含めており、そのため「人生初の大凶を引いた」という声が聞かれるのも納得です。
また、大吉は全体のわずか6%しかないため、大吉を引くことができれば、非常に強い運の持ち主と言えるでしょう。最も出やすいのは吉で、全体の約30%を占めています。
おみくじの吉凶比率はどう決まる?
各寺社では、おみくじの吉凶の割合を独自に定めているケースが一般的です。しかし、平安時代におみくじの起源とされる元三慈恵大師良源上人(元三大師、良源上人)が設定したとされる比率を踏襲している寺社も存在します。その伝統的な割合は、「吉70%、凶30%」、または「大吉16~17%、吉35%、凶29~30%」とされ、それ以外の詳細な比率は各寺社の裁量に委ねられています。
鶴岡八幡宮の場合、大吉と吉、そして大凶を含む凶の割合は他の寺社に比べてやや低めですが、「中吉」などその他のカテゴリが比較的多く含まれています。このことから、鶴岡八幡宮のおみくじは、おみくじの伝統的な形式を大まかに継承していると考えられます。
鶴岡八幡宮のおみくじ:漢字の読み方とその意味
・吉(きち):良い結果。幸運が訪れます!
・中吉(ちゅうきち):まずまずの運勢。さらに努力しましょう。
・末吉(すえきち):やや良い運勢。謙虚さが幸運をもたらすカギです。
・小吉(しょうきち):普通の運勢。神様のアドバイスに耳を傾けましょう。
・凶(きょう):おみくじの教えを実践し、日常生活を見直す必要があります。
・大凶(だいきょう):非常に注意が必要。新しい試みをする前には、慎重に考えましょう。
鶴岡八幡宮で楽しめるおみくじの種類と価格
鶴岡八幡宮で引ける様々なタイプのおみくじとそれぞれの価格(初穂料)をご紹介します。
通常のおみくじ
- 価格:100円
- 方法:筒状の箱を振り、棒を1本取り出します。その番号を巫女さんに伝えると、対応するおみくじを受け取れます。これは一般的なスタイルのおみくじです。
鳩みくじ
- 価格:200円
- 特徴:鶴岡八幡宮の人気お土産の一つであるこのおみくじには、おみくじと一緒に鳩の根付けが含まれています。根付けの色は7色あり、どの色が出るかは引いた後の楽しみです!
開運招福おみくじ(お守り入り)
- 価格:200円
- 特徴:このおみくじには、開運や幸福を招く祈りが込められており、特別なお守りが含まれています。
鶴岡八幡宮でのおみくじの場所と時間帯
早朝から夜遅くまで参拝できる鶴岡八幡宮では、おみくじや鳩みくじはどの時間帯で引くことができるのでしょうか?
鶴岡八幡宮でおみくじを引くことができる場所
鶴岡八幡宮では、以下の場所でおみくじを引くことができます。
- 本宮前の授与所
- 石段下の授与所
- 舞殿横の授与所
- 社務所の窓口(注:早朝や夜間はここでのみおみくじが引けます)
- 旗上弁財天社の社務所(授与所)
鳩みくじの取り扱い場所
鶴岡八幡宮で鳩みくじを引くことができるのは、以下の場所です。
- 本宮前の授与所
- 石段下の授与所
- 舞殿横の授与所
- 社務所の窓口
おみくじの引き方と利用可能時間
鶴岡八幡宮でおみくじを引くことができる時間は以下の通りです:
- 本宮前と舞殿横の授与所:8時30分から16時30分頃
- 石段下の授与所:6時30分から20時30分頃
不吉な運勢を好転させる!鶴岡八幡宮の「凶運みくじ納め箱」
おみくじで凶や大凶を引いた場合、一般的には神社などの指定された場所に結びます。鶴岡八幡宮でも、おみくじを結ぶ専用のスペースが設けられています。さらに特筆すべきは、鶴岡八幡宮に設置されている「凶運みくじ納め箱」です。
ここでは、凶や大凶を引いたおみくじを、たたんで結んだ後に箱に納めることができます。箱には「強運掴み矢」と呼ばれるアイテムも設置されており、これを掴むことで不吉な運勢を好転させるとされています。凶運を強運に変えるための独特な試みですね!
「凶運」から「強運」への転換!「強運掴み矢」の効用
凶や大凶を引いた際のショックを軽減するためのアイテムが鶴岡八幡宮にはあります。「強運掴み矢」と呼ばれるこのアイテムは、授与品所で購入可能です。おみくじの吉凶は、未来がその通りになるというよりは、ある傾向を示唆するもので、決して運命を定めるものではありません。
重要なのは、おみくじで示された神様のメッセージを心に留め、日々の行動や考え方で運勢を良くも悪くも変えられるということです。凶を引いたからといって落ち込むことなく、前向きに1年を過ごしてみてください。
鶴岡八幡宮でのおみくじ結びスポット
鶴岡八幡宮では、本宮前(本殿の前)、石段下、舞殿横の授与所付近におみくじを結ぶ専用の場所がいくつか設けられています。特に本宮前には、凶や大凶のおみくじを専用に結ぶことができる場所もありますので、そういった運勢のおみくじを引いた場合は、そこに結んで帰ることができます。
もし神社におみくじを残したい場合は、先に紹介した「凶運みくじ納め箱」に入れるか、これらの場所に結んで行きましょう。ただし、境内の木の枝など、指定されていない場所におみくじを勝手に結ぶことは避けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
鶴岡八幡宮は、鎌倉を象徴する歴史と文化の宝庫であり、参拝者に多様な体験を提供しています。おみくじは、運勢を示唆する神秘的なアイテムであり、鶴岡八幡宮では様々な種類のおみくじが用意されています。
これらのおみくじは、本宮前、石段下、舞殿横の授与所など、特定の場所で引くことができ、凶や大凶の運勢を改善するための「凶運みくじ納め箱」や「強運掴み矢」などユニークな試みも用意されています。おみくじを結ぶための場所も複数設置されており、神社の敷地内で適切な方法でおみくじを納めることが重要です。
鶴岡八幡宮を訪れる際は、これらの情報を参考に、鎌倉の精神と文化を深く感じながら、充実した時間を過ごしていただきたいと思います。
以上、「【大凶の噂は真実?】鶴岡八幡宮のおみくじ:種類、確率、価格、引ける場所と時間」についてご紹介しました。