滑らかな食感が特徴で、暑い夏に欠かせない定番メニューといえば、そうめん(素麺)です。
家庭では、よく夕食時にさっぱりとした一品として楽しまれます。
一度に大量に茹でておけば、家族の帰宅時間が異なる場合でもすぐに提供できますが、茹でたそうめんが余ってしまうこともあります。
そこで、茹で置きしたそうめんを美味しく保つ方法と、固まった際の対処法について詳しく解説します。
これらのテクニックを活用して、いつでも美味しいそうめんを楽しんでください。
そうめんを茹で置き!保存のコツと長持ちさせる方法
そうめんは、茹でたてのほどよい弾力と食感が最高ですが、正しい保存方法であれば、茹で置きしたそうめんも美味しく楽しむことができます。
茹でたそうめんは、1日から2日程度であれば冷蔵庫での保存が適しています。
水分をよく切り、ラップで包んでから、タッパーやフリーザーバッグに入れて冷蔵庫で保管すると新鮮さを保つことができます。
そうめんをすぐに食べきれないと焦る必要はありません。保存方法をマスターすれば、少し多めに茹でても問題なく食べることが可能です。
茹で置きそうめんが固まってしまった時の解決方法
そうめんを事前に茹でておくと、麺から出るでんぷん質が原因で、麺同士が強く絡み合って固まることがあります。
このような状態のそうめんを美味しく食べるための対処法を2つご紹介します。
流水でのほぐす
コンビニのそうめんやそばに同梱されている「ほぐし水」について聞いたことがありますか?
これは、時間の経過と共に固まりがちな麺を緩め、食べやすくするために使用されるもので、その水にはミネラルウォーターが利用されることが多いです。
自宅で事前に茹でたそうめんが固まってしまった場合は、流水を使って優しくほぐすことで再び柔らかくすることができます。その後は普段どおりのつゆで味わいましょう。
ただし、力強くほぐすと麺が切れてしまう恐れがあるので、慎重に扱うことがポイントです。
そうめんをリメイクする
もし流水でほぐしてもそうめんが固まった状態が改善されない場合や、時間が経過してしまったそうめんは、加熱して料理にアレンジするのが良いでしょう。
おすすめのアレンジ方法をいくつか紹介しますね。
■【余ったそうめんを大活用!】そうめんお好み焼き
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=6ZQBSwBYzGE
麺が固まってしまっても問題なく、キャベツや豚肉を加えて焼くことで、カリッともちもちの食感のお好み焼きが完成します。
簡単に調理できるので、余ったそうめんで何か新しいメニューを試したい時にぴったりです。お子さんからの反応も期待できますよ!
■余ったそうめんで!ひとくちそうめんチーズチヂミ
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=jSM4AODUhmE
こちらはチーズとニラを加えて焼いたそうめんチヂミのレシピです。
動画では生のそうめんを使用していますが、茹で置きしたそうめんでも同じように作ることができます。調理する前に少し水でそうめんをほぐすと、より扱いやすくなります。
このチヂミは簡単に作れる上に、お酒のおつまみとしてもぴったりな一品です。
■材料2つ!あまりもの救済!!そうめんドーナッツ
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=hJwoDEAOJJg
ホットケーキミックスと一緒に混ぜて揚げることで、茹で置きそうめんがドーナツに変身します。
固まってしまったそうめんは、よくこねて形が残らない程度にしてしまえば大丈夫です。この方法で作ると、もちもちとした食感のドーナツができ、おやつに最適です。
また、固まったそうめんを中華スープやお吸い物に入れて「にゅうめん」として楽しむのもおすすめです。
固まりにくいそうめんの保存方法を知ろう!
茹で置きしたそうめんがくっついてしまうのを最小限に抑える方法は、食べやすいように工夫することです。
そうめんをすぐに食べる場合は、一口大に巻き、お皿に並べてラップで覆っておくと良いですね。
この方法だと、そうめんが一つの塊にならず、食べるときには簡単にほぐせるため、流水で洗う手間も省けます。また、この保存方法ならば、お弁当に入れても美味しく持っていくことができます。
そうめんを後で食べる予定の場合は、小分けにしてラップで個別に包み、タッパーやフリーザーバッグで冷蔵保存します。
個別に包むことで、食べる際にも流水で手早くほぐすことができるようになります。
茹で置きしたそうめんは伸びないの?伸びる原因とは?
茹でたそうめんは時間が経過すると徐々に伸びてしまうことがあります。これは、茹でたてのそうめんに含まれる水分が麺内部に浸透し、本来の食感が失われてしまうためです。
麺のコシは、中心部に水分が少ない状態で保たれていますが、時間が経つにつれて麺全体に水分が行き渡り、柔らかく伸びてしまいます。そうめんを水に浸して保存する方法もありますが、これにより麺がさらに伸びてしまうことがあります。
最も美味しいのはやはり作りたてですが、適切に水気を切って保存することで、茹で置きしたそうめんの伸びを抑えることが可能です。
ただし、そうめんは長期保存には不向きなので、なるべく早めに食べ切ることが推奨されます。
茹で置きそうめんの美味しく食べられる期間(日持ち)は?
茹で置きそうめんは時間が経過すると味が落ちるため、早めに食べることが重要です。
茹でたそうめんは1~2日以内に食べきるのが理想的です。
日が経ったそうめんは、そのまま食べるよりも加熱してリメイクした方が良いでしょう。
たくさん茹でてしまった場合は、毎日同じ食べ方だと飽きてしまうので、様々なリメイク方法で変化をつけることをおすすめします。
それにより、見た目や味が変わり、新しい料理として楽しむことができます。
茹で置きそうめんの冷凍保存は可能なの?
茹で置きしたそうめんを冷凍保存する方法もあります。
冷蔵保存では日持ちがしませんが、冷凍することで最長2週間は保存可能です。
冷凍する際は、1人分ずつ小分けにし、食べやすくするために平らにしてからラップで包みます。それをタッパーやフリーザーバッグに入れて冷凍庫に保管してください。
おいしく解凍するためのポイントは、“熱湯”を使うことなんです。
まず、熱湯を張ったボウルを準備し、そこに冷凍したそうめんを入れます。
そうめんが解けてきたら菜箸でほぐし、ほぐれたらすぐにお湯を捨て、流水で洗います。冷めたら水気をきってお皿に盛り付ければ完成です。
ちなみに、自然解凍をすると食感が悪くなり、電子レンジで加熱するとそうめんがやわらかくなりすぎるのでどちらも解凍方法としてはおすすめしません。冷凍そうめんはぜひ“熱湯”で解凍するようにしましょう。
直接温かいスープに加えても良いですが、冷凍されたそうめんは新鮮な時の風味が少し劣るため、リメイクして楽しむのもいいですね。
おすすめの人気そうめんを紹介
次に、最近特に評価が高い美味しいそうめんブランドを二つご紹介します。
これからの季節に最適なそうめんですので、是非参考にしてみてください。
梅入りそうめん・おすすめそうめん
紀州地方の特産、南高梅を練り込んだそうめんです。
この梅そうめんは、その鮮やかなピンク色が目を引き、食欲を刺激します。口にすると、梅特有の爽やかな酸味と風味が広がり、夏の食卓に最適です。
伝統的な手延べ製法で丁寧に作られており、独特のコシと喉越しが楽しめます。
この製法により、そうめんは茹で伸びしにくくなっています。もし茹で過ぎたとしても、そのコシは保たれるので、ついつい全部食べてしまうかもしれません。
大容量で満足・おすすめそうめん
今回ご紹介するのは、4キログラムの大容量手延べそうめんです。
江戸時代から継承される伝統的な手延べ製法により、なめらかでモチモチの食感が楽しめます。
このそうめんは、色むらや長さが不揃いなものも含まれていますが、そのため価格も手頃で、大量に楽しめます。
一見、消費しきれないかと心配になるかもしれませんが、賞味期限は3年半ありますので、安心して長期保存が可能です。
高価なそうめんとは異なり、このそうめんなら気兼ねなくたっぷりと楽しむことができます。
茹で置きしたそうめんをスープカレーやチャンプルー、にゅうめんなど、さまざまな料理に活用してみてはいかがでしょうか。
そうめんの茹で置き保存方法まとめ
これまでにそうめんを茹で置きする際の方法や、美味しく食べるためのポイントをご紹介してきました。
きちんと保存することで、そうめんを美味しくいただけるだけでなく、さまざまな料理にも活用できます。
茹で置きしたそうめんは、手軽に使えて便利ですし、食事の準備が格段に楽になります。
これからはそうめんを使った様々なレシピを楽しんでみてくださいね。