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ひき肉が変色しても食べられる?色と臭いで判断する方法や傷みにくい保存のコツ!

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豆知識

ハンバーグやミートソース、あんかけなど、多彩な料理に活躍するひき肉は非常に便利です。

しかし、便利さから多く買ってしまい、変色してしまった・・なんて経験のあるでは? そんな時、食べるかどうかの判断が難しいですよね。

この記事では、ひき肉が変色した際に安全に食べられるかどうかの目安や、傷みにくい保存方法を詳しくまとめてご紹介します。

 

 

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変色してしまったひき肉は食べられるのか?

20%引きや半額などの割引シールが貼られた商品を見ると心惹かれてしまうことはありませんか?

特に生鮮食品は割引されることが多いですが、それが傷みやすいというデメリットもあります。

冷蔵保存していたにも関わらず、購入した食品が早く変色してしまうこともあります。「もったいないから」と変色した食品を食べてしまうと、食中毒のリスクがあります。

このような状況を避けるために、ひき肉がどの程度傷んでいるか? を判断するための色やにおいのポイントをいくつか紹介します!

 

 

ひき肉の黒ずみや灰色変色は食べても大丈夫?

ひき肉が黒、茶色、または灰色に変色していることがありますが、これは多くの場合、食べることができます。牛肉や豚肉の赤身に含まれるミオグロビンという色素たんぱく質が、精肉時に酸化して赤く変色し、時間が経つとさらに酸化が進み茶色や灰色に、乾燥すると黒く変わることがあります。

これらの色変化を示したひき肉は、鮮度は落ちているものの、問題なく食べられることが多いです。一方で、ひき肉が内部だけ茶色に見える場合もありますが、これは内部が空気に触れずに酸欠状態になっているためであり、こちらも食べて問題ありません。

 

 

ひき肉が緑色の場合は腐敗が進んでいる可能性が高い

ひき肉が緑色に変わっている場合、これは酸化が進んで腐敗している可能性が高いです。このような状態のひき肉は食べることは避け、安全のため廃棄するようにしてください。

ひき肉は特に腐敗しやすいため、冷蔵保存してもすぐに鮮度が低下することがあります。直ぐに使わないときは、品質を保つために冷凍保存することをお勧めします。

 

 

 

変色してしまったひき肉は食べても安全か?見分ける目安は?

ひき肉が変色した場合も、それが腐っているかどうかの見分け方を知っておけば、食材を無駄にしなくて済みます。ここでは、変色したひき肉がまだ食べられるかどうかを見極めるための重要なポイントを解説します。

 

変色したひき肉を食べられるか判断①:賞味・消費期限

変色しているひき肉が食べられるかどうかを判断する最初のステップは、消費期限や賞味期限を確認することです。

賞味期限は、製品が未開封の状態で、適切な環境(例えば冷蔵庫)に保管されていた場合に、おいしく安全に食べられる期間を指します。この期間内であれば、変色していても異臭や他の劣化の兆候がなければ、味は落ちますが食べることができます。

一方で、消費期限は食品の安全を保証するための期限で、この期間内に食べることが推奨されます。消費期限を過ぎた場合、食品の安全性が保証されなくなりますので、特に夏場などは傷みやすくなるため、避けた方が良いです。

また、一度開封したり、保存条件を間違えたりした食品は、賞味期限や消費期限に関わらず、なるべく早く消費することが望ましいです。

 

 

変色したひき肉を食べられるか判断②:臭い

変色したひき肉がまだ安全に食べられるかを判断する二番目の基準は、臭いです。

ひき肉が腐敗していなくても、長期間保存すると脂肪部分が酸化し、油っぽい臭いがすることがあります。

ひき肉が腐ると、細菌の増殖により特有の不快な臭いが発生します。もしひき肉が酸っぱい臭いを放つか、硫黄のような臭いがする場合、その肉は腐っている可能性が高いです。

ひき肉は、ブロック肉や細切れ肉に比べて空気に触れる面積が広く、そのため腐敗しやすい性質を持っています。残念ですが、強い悪臭がする場合は、加熱しても安全性は回復しないため、使用を控えるべきです。

 

 

変色したひき肉を食べられるか判断③:ドリップ

変色したひき肉がまだ食べられるかどうかを判断する三つ目のポイントは、ドリップの有無です。

ドリップとは、肉や魚が貯蔵されているトレイで見かける、血が混じったような液体のことを指します。この液体の主成分はタンパク質とアミノ酸で、これらは肉が冷凍された際に生成される氷が解けることで肉から抽出されます。

ドリップの存在は、肉の鮮度が低下し、うまみ成分が失われていることを示しますが、必ずしも肉が傷んでいるわけではありません。

ただし、ドリップは水分が多く、細菌の繁殖に適した環境を作り出すため、ドリップがある場合は、除去して保存することで肉の劣化を遅らせることができます。

それでも、ドリップが見られるひき肉は、できるだけ早く食べた方がいいことには変わりないので、注意が必要です。

 

 

 

 

変色したひき肉が大丈夫か判断できない場合は?

変色したひき肉が大丈夫かどうか?どうしても判断が難しい場合もあるかもしれませんね。

そのような時は、まずは少量を調理して試食することをお勧めします。問題なければ、しっかりと焼いて早めに食べるのが良いでしょう。

味がおかしい、または美味しくないと感じた場合は、飲み込まずにすぐに口から出してください。残念ですが残りのひき肉は全て廃棄してください。

ひき肉の価格が上がっている今、無駄にするのは心苦しいですが、健康リスクを考慮して病院代とひき肉代を天秤にかけて賢明な選択をしてください。

 

 

 

 

なぜ、ひき肉は変色するのか?

ひき肉の変色には、黒っぽい変色と茶色っぽい変色の二つのタイプがありますが、それぞれに違いが存在します。

ひき肉に含まれるミオグロビンという色素タンパク質が、酸素と反応して通常の赤色を維持しています。しかし、ひき肉が加工されて酸素が遮断されると、ひき肉は変色を始めます。

特に、ひき肉の内部が黒っぽく見えるのは、その部分が酸素不足の状態にあるためで、空気に触れれば再び赤色に戻ることがあります。

一方、茶色っぽく見える場合は、一般に鮮度の低下が原因です。加工後に時間が経過すると、ミオグロビンが酸化して茶色のメトミオグロビンに変わります。

どちらも酸欠や酸化による変色なので、味や鮮度は低下していますが、食べても問題はありませんよ。

 

 

 

 

ひき肉を新鮮に保ち変色を防ぐ保存方法は?

傷んでいるひき肉を見分ける方法は分かりましたが、やはりひき肉はできる限り美味しく食べたいものです。

少しの工夫で、ひき肉を美味しく食べられる期間を伸ばすことができるので、ひき肉の変色を防いで傷みにくくする保存方法をご紹介します。参考にしてください。

 

保存方法はその1:小分けにしてラップなどに包み冷凍する

ひき肉の変色や劣化を防ぐ保存方法の一つ目は、小分けにしてラップでしっかり包んだ後、ジップロックなどに入れて冷凍保存することです。

ひき肉は空気と接触すると酸化が進み、品質が低下します。そのため、空気との接触を極力減らすことが鮮度を保つ秘訣です。

小分けする作業が手間に感じる場合でも、ジップロックに入れて平らににならし、菜箸などで筋を付けておくと、使用時に必要な分だけパキッと折って使えて便利です。

ジップロックだけでもいいのですが、個別にラップして冷凍する方が空気との接触をさらに抑えることができます。

また、ひき肉には鶏ひき肉、豚ひき肉、牛ひき肉など種類があり、それぞれの水分量によって保存できる期間が異なります。

基本的には鶏ひき肉が最も傷みやすく、次いで豚ひき肉、牛ひき肉と続きます。具体的には鶏ひき肉は約1~2週間、豚ひき肉と牛ひき肉は約2~3週間保存可能です。合い挽きひき肉はおよそ2週間が目安です。

これらの目安を基に、使用する順番を計画的に決めると良いでしょう。

 

保存方法その2:下味をつけたり、下準備(火を通す)をしておく

ひき肉の変色や劣化を防ぐ保存方法の二つ目は、下味をつけたり、下準備をしておくことです。

ジッパー付き保存袋に入れたひき肉に塩や醤油で下味をつけておくと、冷蔵での保存期間を1~2日程度延長することが可能です。さらに、この方法は冷凍保存にも適しており、調理時の準備が減るため時間の節約にもつながります。

また、ひき肉を前もって加熱してそぼろにしたり、ハンバーグのタネや肉団子などにして、それらを冷蔵または冷凍保存するのもおすすめです。

そぼろは三色丼、ハンバーグは煮込みハンバーグ、肉団子はスープなどに活用できるため、忙しい時に便利です。

 

 

保存方法その3:ひき肉を乾燥させて水分を飛ばす

ひき肉の変色や劣化を防ぐ保存方法三三つ目は、ひき肉を乾燥させ、水分を飛ばすことです。

特に乾燥ひき肉、例えば乾燥そぼろは、冷凍食品の解凍が手間だと感じる方やアレンジしにくいなという人にお勧めです。

下味をつけたひき肉をそぼろにして、完成したそぼろをキッチンペーパーの上に広げて余分な脂や水分を取り除き乾燥させます。

この方法は、水分を可能な限り取り除くことで、ひき肉の保存期間を延ばすことができます。乾燥させたそぼろは、サラダのトッピングや餃子の具、カレーやふりかけなど、さまざまな料理に利用できます。

また、うま味が凝縮されるため、料理の味が格段に向上します。

 

 

 

 

古いひき肉を効率的に使い切るレシピの紹介!

ひき肉は、いろんな料理に使える便利な食材ですが、使い切れずに余ることもしばしばあります。ここでは、古いひき肉を効率よく使い切るレシピをご紹介します。消費期限が切れる前に調理してみてください。

 

①肉みそそぼろ

甘辛いみそ味のそぼろは、ご飯や麺類など様々な料理のトッピングとして幅広く使えます。また、このそぼろは冷凍保存が可能であるため、古いひき肉を大量に消費するのにも適しています。

 

②メンチカツ(スコップメンチカツ)

こちらは、揚げずにパン粉をまぶした肉だねをオーブンで焼くことで作る、ヘルシーなメンチカツのレシピです。焼き具合を確かめるために、完成後に竹串を刺して肉汁が透明かどうかをチェックしてください。

 

③キーマカレー

古いひき肉が気になる場合でも、キーマカレーを作ると匂いが気にならずに美味しく食べられます。ズッキーニを使う代わりに、なすを使っても良いでしょう。

 

 

 

 

ひき肉の変色や傷みを防ぐおすすめアイテムは?

 

ひき肉の変色や傷みを防ぐおすすめアイテム1:フードシーラー

ひき肉の変色や傷みを防ぐおすすめのアイテムとして、フードシーラーが挙げられます。

このアイテムにより、ひき肉を密封保存することができ、空気に触れずに酸化を防ぐため、通常の保存方法よりも2~3倍長持ちします。

手間がかかるジップロックでの小分け保存と比べて、フードシーラーは使いやすく効率的です。

ひき肉だけでなく、魚、野菜、果物、お菓子など様々な食材の鮮度保持に役立ちます。

また、密封された食材は冷凍やボイル、電子レンジにも使用可能で、作り置きした食事も美味しく楽しむことができ、時間とコストの節約にもつながります。

 

 

ひき肉の変色や傷みを防ぐおすすめアイテム2:燻製器

ひき肉の変色や傷みを防ぐおすすめアイテムその2は、燻製器です。

過去には冷蔵設備がない時代もあり、燻製を使って食品の保存期間を延ばしていました。適切な方法で燻製すると、数週間にわたって保存が可能ですが、通常は冷蔵庫や冷凍庫での保管が推奨されます。

燻製は、ひき肉の変色や傷みを防ぐだけでなく、その味わいを大幅に向上させることができます。特に、燻製したひき肉を使ったカレーやハンバーグは格別です。

少しの手間で、保存期間を延ばし、味も良くすることができるので、非常に便利です。また、燻製器は料理の幅も広げてくれます。例えば、鍋料理や焼き芋などもこの器具で作ることが可能です。

 

 

 

 

変色したひき肉、食べても大丈夫?判断のポイント!

ひき肉が変色してしまった時、それが食べられるかどうかの見極め方や、傷みにくい保存方法、さらに変色や傷みを防ぐためのおすすめグッズなどをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

この情報を活用して、ひき肉の変色を上手に防ぎつつ、料理に取り入れることで、これまで以上に節約しながらも美味しく楽しむことができるかもしれませんね。

 

以上、「ひき肉が変色しても食べられる?色と臭いで判断する方法や傷みにくい保存のコツ!」についてご紹介しました。

 

 

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