ソニー銀行から送られてきたかのような「お取り引き目的など「お客さま情報」の定期的な確認のお願い」と言うメールは
ソニー銀行を装った詐欺メールです。
クリックを求める内容ですが、クリックしないように気をつけてください。
この記事では、「ソニー銀行」からの「お取り引き目的など「お客さま情報」の定期的な確認のお願い」というメールの怪しいポイントを解説しています。
「ソニー銀行」偽装の詐欺メールにご注意!
この度、ソニー銀行を装った怪しいメールを受信したため、内容を共有いたします。
メールの件名には「【ソニー銀行】お取り引き目的など「お客さま情報」の定期的な確認のお願い」と記載されていました。
具体的なメール内容については以下で確認してください。
メールの内容
早速ですが、メールの詳細をご覧ください。
見にくいので転記いたします。
件名:【ソニー銀行】お取り引き目的など「お客さま情報」の定期的な確認のお願い
ソニー銀行をご利用いただき、誠にありがとうございます。
近年、麻薬などの不正取引をはじめとする組織的な犯罪から得た資金の洗浄防止およびテロ資金対策などが重要になっています。
ソニー銀行では、金融庁が2018年2月に公表した「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」に基づき、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」などの法令で求められている情報に加え、お客さまのお取り引きの目的やお客さまに関する情報を確認しています。ソニー銀行でお取り引きしているお客さまに順次、口座のご利用目的やお客さまの情報などを郵送もしくはメールで確認します。
「お客さま情報の確認」をメールで受信したお客さま
メール本文記載のURLより、Webアンケートサイトでお手続きのご協力をお願いします。
お客さま情報の確認リンク
※一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を一部制限させていただきます。
※回答が完了しますと、通常どおりログイン後のお手続きが可能になります。お客様のご返信内容を確認後、利用制限の解除を検討させていただきますので、できる限り詳細にご回答ください。
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【お問い合わせ先】
ソニー銀行 お客さま情報受付担当
045-348-1251受付時間
平日9:00~17:00(土日祝日など休業日を除く)カスタマーセンター(0120-365-723)では本件のお問い合わせを受付しておりませんのでおかけ間違いにご注意ください。
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ソニー銀行株式会社 登録金融機関 関東財務局長(登金)第578号加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会
Copyright 2023 Sony Bank Inc. All rights reserved. Information on this site is for Japanese domestic market only.
PostPet™ © Sony Network Communications Inc.
以上です。
『【ソニー銀行】「お取り引き目的など「お客さま情報」の定期的な確認のお願い」』のメールが怪しいポイント
ここからはこのメールの怪しいポイントをみていきたいと思います。
① 宛名が個人宛ではない
メールをよく見てみると、個人へ向けた宛名がありません。
本当に取引を規制するのであれば、あなたが「誰」なのか知ったうえで連絡するはずですよね?
ところが、メール本文では「お客さま」という表現になっているんですよね。
詐欺メールの送り主はあなたのメールアドレスしか知らないので、宛名を記載できないのです。
そのためメールアドレスや「お客さま」と載せるしかないのです。
② ソニー銀行の未利用
実のところ、私はソニー銀行のサービスを一度も利用していないのです。 未利用の銀行からメールが届くのは、非常に奇妙な状況です。 サービスを利用していない以上、連絡が来る理由が見当たりません。
もし宣伝目的のメールだとしても、受け取った内容はそのような性質のものではありませんでした。 銀行を利用していないことから、アカウントの作成自体がないわけで、その結果、メールアドレスを提供した記憶もありません。
それにもかかわらず、どうして彼らが私のメールアドレスを持っているのでしょうか?
これは大きな疑問点となります。
単にこれだけで、既に非常に疑わしいと感じられるポイントです。 登録をしていないメールアドレスがどのようにして得られたのか、正規ではない手段でメールアドレスが収集されている可能性があります。
通常、信頼性を重んじる銀行業界でこのような方法でメールアドレスが取得されるとは考えにくいのです。
③ 存在しない口座取引を一部制限するという内容通知
疑わしい要素の第三として、メールの本文を見ていきたいと思います。
メールには以下のような文言が記載されています。
「※一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を一部制限させていただきます。」
つまり、このメールを放置すれば、口座取引に何らかの制限が加えられるという警告がなされています。
しかし、この主張は根拠のないものです。上記にも触れた通り、私はソニー銀行のサービスを利用しておらず、口座を開設した記憶もありません。
これは、私が口座を持っていない、すなわち口座が物理的に存在しないことを意味します。存在しない口座に何らかの取引制限を加えると言っているわけですから、これは明らかに不可能な話です。
存在しないものに対して制限を課すというのは、現実的に考えられないことです。
このように、疑わしい点の第三は、現実にはあり得ない通知内容であるという点にあります。
④ 添付されたURLが正規のウェブサイトと異なる
メール内に含まれていたリンクURLが実際の公式サイトと異なる点に焦点を当てたいと思います。
これが疑わしい内容の中で四番目のポイントです。
ウェブサイトのアドレスは、世界中で唯一無二のものです。どれだけ正規のサイトに似せて作られたとしても、そのアドレスを完全に模倣することは不可能です。
これはインターネット上の基本的な原則であり、世界中どこでも同じです。 この基本を踏まえて、メールに添付されていたリンクが実際の公式サイトのものかどうかを検証してみました。
もし本物のサイトであれば、そのURLには正規のサイトを示す特定の文字列が含まれているはずです。 しかし、比較した結果、リンクされていたURLと正規のサイトのURLが一致しないことが明らかになりました。
これが明白な証拠となり、疑念を確信に変える決定的な瞬間となりました。
『【ソニー銀行】「お取り引き目的など「お客さま情報」の定期的な確認のお願い」』は詐欺メール! まとめ
『【ソニー銀行】「お取り引き目的など「お客さま情報」の定期的な確認のお願い」』は詐欺メール!です。
詐欺メールを疑うポイントは4つ
これらの点はいずれも、警戒すべき重要なサインとなります。
ソニー銀行などの金融機関から、メールが届いたら不安になってしまいますよね。
※どうしても心配ならば直接、「ソニー銀行」に問い合わせましょう!
※いきなりメールからクリックしないように!
心当たりのないメールが届いた場合は、焦らず宛名や差出人のメールアドレスを確認してみてくださいね。
リンクのクリックは厳禁!
この種のメールの主な目的は、リンクを介して個人情報を盗み出すことにあります。
したがって、見知らぬメールや怪しげなメールに含まれるリンクは絶対にクリック(タップ)してはいけません。
不審なメールに遭遇した際のリンク操作は、自衛策として徹底的に避けるべきです。
この原則を守ることが、不正行為から自己を守る鍵となります。
アプリやブラウザのブックマークからの状況確認
誰かがあなたのソニー銀行のアカウントを確認しようとしたかのような今回の詐欺メール。
メールをクリックせずに、ソニー銀行のアプリなどからログインして状況を確認しましょう。
PCから確認する場合はいつも使っているブラウザのブックマークなど信頼できるサイトからログインしてください。
本当にあなたのソニー銀行のアカウントに不正ログインがあったなら、マイページにも同じ内容のメッセージが届いているはずです。
または、メールの本文にあるような事が本当になされているのかを確認してくださいね。
詐欺メールを見ても、慌てずに行動してくださいね!
実際にカード情報などを入力してしまった場合どうしたらよい?
実際にカード情報や住所・名前・電話番号を入力してしまった場合・・・
まずはカード会社に連絡してくださいね!
カード会社に連絡することで、カード会社が対応してくれますよ。
注意点が1つ
クレジットカードの裏面にサインがないと不正利用されても保証されない可能性があるので、
必ず署名してくださいね!
正直なところ、住所・名前・電話番号を入力してしまった後に、あなたにできることはあまりありません。
個人情報が漏れたことで、迷惑メールや不審な電話に気をつけるぐらいです。
クレジットカードの利用を停止することが、あなたができる数少ない手段なんです。
個人情報入力後に不審なメールであると気が付いたら、すぐにカード会社に連絡してくださいね。
公式サイトでの注意喚起
ソニー銀行公式サイトでもフィッシングメールの注意喚起が行われています。
併せてご覧いただくとことで、さらに安全を確保することができるでしょう。