学問の神として知られる北野天満宮は、特に受験生にとって重要な参拝地です。お正月には、約60万人の参拝者でにぎわうことで有名です。
多くの方が参拝の後におみくじを引かれると思いますが、その順番や細かな分類についてはあまり知られていないかもしれません。大吉が最も良い結果とされているのは明らかですが、その他の結果についての詳細は少しわかりにくいです。
実は、各神社や寺院によって、おみくじの吉凶の比率や種類が異なります。そこで、ここでは北野天満宮のおみくじについて、引くことができる時間帯や順番などに焦点を当ててご紹介します。
北野天満宮の神秘的なパワースポット
菅原道真を祀る北野天満宮は、彼が幼少期から示した卓越した知性にちなんで、「学問の成就・財運向上・健康回復」などの多様な恩恵が受けられるとされています。
特に受験生には非常に人気があり、合格を願って訪れる人々が絶えません。祈祷を受けると、合格祈願用の勝利のはちまきや鉛筆セットなどのお守りが授けられるため、重要な試験前には訪れてみる価値があります。
北野天満宮は、国家試験や資格試験、就職試験の合格だけでなく、スポーツや趣味、芸術の上達にも効果があると言われており、重要な試合や公演前に訪れる人も多いです。
努力の後には、神様に願いを託すのも一つの方法です。祈祷を受けて、その願いを込めましょう。
また、北野天満宮には訪れる人々にエネルギーを与えると言われるパワースポットが存在します。参拝の後、この場所を訪れて、さらなる力を得ることをお勧めします。
北野天満宮の神使、なで牛
北野天満宮において、牛は神の使いとして重要な役割を果たしています。このため、境内には牛の像や彫刻が多数配置されています。
この伝統にはいくつかの理由があります。一つは、菅原道真が丑年に生まれ、さらに亡くなったのが丑の月の丑の日であったことです。
また、別の伝承では、牛が暗殺者から道真を守ったとされています。これらの話の真実性についてははっきりしていませんが、これらの伝説が牛を神の使いとする理由となっています。
北野天満宮の境内に位置する「なで牛」は、触れることで知恵や賢さが増すと言われており、特に受験生や学業の成功を願う人々には非常に人気のある場所です。
さらに、自分の体調が悪い部分をなでた後に、牛の像の同じ部位をなでることで健康回復や病気治癒の効果があるとも言われています。このため、「なで牛」は健康祈願のスポットとしても広く知られています。
長年にわたり多くの参拝者によってなでられてきた「なで牛」は、その使用の多さから表面が光り輝いています。
大黒様の石灯籠とその伝説
境内に入ると、三光門の近くに位置する石灯籠があり、そこには大黒様の像と文字が彫られています。この石灯籠には、小石を大黒様の口の上に乗せ、それが落ちない場合は金運が上がる、またはお金が逃げていかないという言い伝えがあります。
さらに、この石灯籠に置かれた小石を自分の財布に入れておくと、経済的に困らないとも言われています。この伝統はもともと運試しとして始まったものですが、小石が落ちないことが幸運をもたらすとされ、受験生にも人気のスポットになっています。
北野天満宮のおみくじとそのランキング
初詣や旅行で北野天満宮を訪れた際、多くの人がおみくじを引きますが、その吉凶の順序について詳しく知っていますか?北野天満宮のおみくじは、細かいランキングが設けられており、それぞれの意味を理解するのは少し複雑かもしれません。
北野天満宮のおみくじには7つの異なる結果があり、次のような順序で分類されています:
大吉>吉>中吉>小吉>末吉>半凶>凶
特に受験生の場合、半凶や凶が含まれているため、メンタル的に強くないと、おみくじの結果に動揺してしまうかもしれません。もし凶を引いた場合、それが心に影響を与える可能性もあるので注意が必要です。
北野八幡宮のユニークな「水占みくじ」
北野八幡宮では、従来のおみくじに加えて「水占みくじ(300円)」が提供され、そのユニークな性質から人気を博しています。このおみくじは水に浸すと、そこに書かれた文字が浮き上がってくるという特徴があります。
この水占みくじには5色の異なる種類があり、「福」「楽」「寿」「喜」といった吉祥の言葉が書かれています。訪れた際は、直感で惹かれるものを選んでみるのがおすすめです。
本殿前に設置されている手水鉢におみくじを浸すと、すぐに文字が現れます。このおみくじは日本語と英語の両方で書かれているため、外国人観光客や修学旅行生にも特に人気です。
普通のおみくじとは一味違う、この水占みくじで新しい年の運勢を占ってみるのはどうでしょうか?
北野天満宮でおみくじが引けるタイミング
北野天満宮でのおみくじ引きは、授与所が開いている時間帯、すなわち午前9時から午後5時まで可能です。特にお正月の時期は、大晦日から元日にかけては終夜開門し、この期間中はいつでもおみくじを引くことができます。
1月2日と3日には通常よりも営業時間が延長されることがありますが、深夜の参拝は元日のみに限られるため注意が必要です。
お正月の三が日は60万人以上の参拝者で大変混雑します。この期間中におみくじを引く際は、かなりの待ち時間が発生する可能性があるため、下記を参考に時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。
北野天満宮 令和6年正月開門及び各所開設時間一覧
|
開門 |
御本殿閉門 |
楼門閉門 |
御祈祷受付 |
授与所開設 |
駐車場入場 |
大晦日 |
7:00 |
― |
- |
9:00 ~ 16:00 |
9:00~終夜 |
6:30~終夜 |
1月1日(月) |
― |
20:30 |
21:00 |
8:00 ~ 20:00 |
~ 20:30 |
~ 20:15 |
1月2日(火) |
6:00 |
19:30 |
20:00 |
7:30 ~ 19:00 |
7:00 ~ 19:30 |
6:00 ~ 19:15 |
1月3日(水) |
6:00 |
18:30 |
19:00 |
7:30 ~ 18:00 |
7:00 ~ 18:30 |
6:00 ~ 18:15 |
1月4日(木) |
6:00 |
17:30 |
18:00 |
8:00 ~ 17:00 |
8:00 ~ 17:30 |
6:00 ~ 17:15 |
1月5日(金) |
6:00 |
17:00 |
17:30 |
8:00 ~ 16:30 |
8:00 ~ 17:00 |
6:00 ~ 16:15 |
1月6日以降 |
7:00 |
16:30 |
17:00 |
9:00 ~ 16:00 |
9:00 ~ 16:30 |
6:30 ~ 16:30 |
◎御本殿閉門は、御本殿前の三光門を閉門しますので、御本殿前での参拝ができなくなります。
◎楼門閉門は、境内からご退場頂き、完全に閉門いたします。
北野天満宮へのアクセス
【電車の場合】
■嵐電北野線「北野白梅町駅」出口〜一の鳥居 徒歩7分
■JR山陰本線「円町駅」出口〜一の鳥居 徒歩20分
■京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」出口1〜一の鳥居 徒歩38分
【バスの場合】
■JR京都駅より市バス50・101系統で30分
■バス停「北野天満宮前」下車より徒歩すぐ
【車の場合】
■名神高速京都南ICから10km
菅原道真の生誕日に因んで、毎月25日には北野天満宮周辺で多彩な屋台が出店し、さまざまなB級グルメを楽しむことができます。
また、2月の梅の季節も特に美しく、季節ごとに異なる魅力があるため、何度も訪れたくなるような場所です。
これで、「北野天満宮のおみくじの順番や引ける時間帯は?凶もある?」についてご紹介しました。