チキンラーメンは多くの人に愛されるインスタントラーメンの代表格です。
ただし、チキンラーメンには「ヤバイ」との声もあります。
チキンラーメンが問題視される主な理由は、過剰に食べることで糖質、脂質、塩分を摂りすぎてしまい、健康に悪影響を及ぼすからです。
おいしさのあまりに2袋や3袋と多く食べてしまいがちですが、チキンラーメンの過剰摂取はやばい!気をつけましょう。
この記事では、チキンラーメンがなぜ危険視されるのか? やばいと言われる理由について解説します。
また、そのまま食べても、過剰に摂取すると体に悪いです。
チキンラーメンを健康的に食べられるおすすめアレンジレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
チキンラーメンは危険?過剰摂取は注意!
チキンラーメンは、世界で初めてのインスタントラーメンで、多くの人が一度は食べたことがあるでしょう。
私自身、妊娠中のつわりの際、強い欲求でチキンラーメンをたくさん食べたことがあります。
しかし、チキンラーメンには「やばい」との口コミが存在します。
チキンラーメンがなぜ「やばい」と言われるのでしょうか。
「やばい」と言われる一因は、過剰に食べることで糖質、脂質、塩分を摂りすぎ、それが健康に悪影響を及ぼすためです。
糖質、脂質、塩分の過剰摂取は、肥満や高血圧などの健康問題を引き起こす可能性がありますので注意が必要です。
この記事では、チキンラーメンが批判される理由や、その内容について詳しく説明しています。
さらに、チキンラーメンに含まれる食品添加物についても合わせて解説しています。
糖質の過剰摂取
チキンラーメンを過剰に食べると、「糖質の摂り過ぎ」となり、問題が生じます。
糖質を摂り過ぎると、肥満や生活習慣病を引き起こすリスクがあり、非常に危険です。
チキンラーメンの具体的な成分については、成分表を確認してみましょう。こちらをご覧ください。
チキンラーメン 1袋(85g)あたり |
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エネルギー | 377kcal ※麺…335kcal、スープ…42kcal |
たんぱく質 | 8.2g |
脂質 | 14.5g |
炭水化物 | 53.6g |
食塩相当量 | 5.6g ※麺…2.3g、スープ…3.3g |
残念ながら、チキンラーメンの糖質内容は公表されていませんが、下記の計算式から推定することが可能です。
エネルギー(kcal) = 糖質(g) × 4(kcal) + たんぱく質(g) × 4(kcal) + 脂質(g) × 9(kcal)
※糖質は1gあたり4kcal、たんぱく質は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalだと言われています。
エネルギー、たんぱく質、脂質の値をこの式に適用すると、チキンラーメン1袋あたりの糖質量が約53.4gであることが分かります。
1日に必要な糖質量は約250~325gとされています(※)。これを食事ごとに分けると、1食に必要な糖質は大体83.3~108.3gです。
チキンラーメン1袋の糖質は約53.4gであり、1袋だけではすぐに「糖質の摂り過ぎ」とはなりません。
ただし、2袋食べると約106.8g、3袋で約160.2gの糖質になります。この量は食べ過ぎると糖質過多になるので注意が必要です。
肥満や生活習慣病を引き起こす可能性があるため、チキンラーメンの過剰な摂取は避けたいものです。
さらに、チキンラーメン1袋だけでなく、卵を加えたり、スープにごはんを入れて食べたりすると、摂取する糖質量はさらに増加します。
私はチキンラーメンにチーズを足して食べるのがお気に入りです。
しかし、糖質の摂り過ぎを防ぐため、チキンラーメンと一緒に糖質が多い食品を食べるのはやめておきましょう。
脂質の過剰摂取
チキンラーメンを食べ過ぎると「脂質の摂り過ぎ」となり、問題が生じます。
脂質を過多に摂取することは、肥満や生活習慣病のリスクを高めます。
生活習慣病には、がんや脳卒中など、「怖い!」とされる病気が含まれています。
そのため、糖質だけでなく、脂質の過剰摂取にも気を付ける必要があります。
チキンラーメンの脂質量は、1袋で14.5gですが、この数字だけではピンときませんよね。
一日の脂質の推奨摂取量は約44.4〜66.7gです(※)。これを1食に分けると、約14.8〜22.2gが目安になります。
これに基づくと、チキンラーメン1袋の脂質量はぎりぎりの範囲内です。
しかし、もしチキンラーメンを2食以上食べる、または他の脂質を含む食品を同時に摂取する場合は、脂質の摂りすぎになりがちです。
チキンラーメンに欠かせない卵を加えると、味がマイルドになりおいしくなりますね。
標準的な生卵一個(52g)の脂質は約5.3gです(参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」)。
したがって、チキンラーメン1袋に卵を一つ加えると、脂質は約19.8gになります。
ここにご飯を加えたり、食後にデザートを食べたりすると、すぐに脂質の摂り過ぎとなってしまいます。
チキンラーメンを食べる際は、くれぐれも脂質の摂り過ぎとならないよう、注意しましょう。
塩分の過剰摂取
チキンラーメンを多く食べすぎると「塩分の過剰摂取」となり、健康リスクが高まります。
塩分を過剰に摂取することは、高血圧や心臓病のリスクを増加させます。これは非常に危険な状態です。
「若いから影響ないだろう」と過信せず、将来の健康も考慮して塩分摂取には注意しましょう。
チキンラーメンの塩分量、1袋に5.6g含まれています。これはかなり多い量です。
厚生労働省の「日本人の栄養摂取基準(2020年版)」では、1日の食塩摂取量の目安は男性が7.5g、女性が6.5g未満とされています。
つまり、1食当たりの目安は男性が2.5g、女性が約2.2gの塩分ですが、チキンラーメンの塩分量はこれを大きく上回っています。
もし1回で2袋を食べたり、毎食チキンラーメンを摂取したりすると、塩分過多で健康リスクが増大します。
チキンラーメンは1袋だけでも目安量とされる塩分摂取量を超えてしまいます。
しかし、スープを残すことで塩分の摂取を大幅に減らすことが可能です。
チキンラーメンの内訳では、麺が2.3g、スープが3.3gの塩分を含んでいます。麺のみを食べれば、摂取塩分は2.3gに抑えられます。
2.3gでもまだ塩分量は多いですが、スープを飲んだ時よりはマシですね。
健康への影響を気にするならば、少し惜しいですがスープは捨てて麺だけを食べることをお勧めします。
食品添加物の懸念もあり?
チキンラーメンの過剰摂取は、糖質、脂質、塩分を摂り過ぎることになり、健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。気をつけたいですね。
さらに、チキンラーメンには次のような食品添加物が含まれていることも気になる点です。
- 加工でん粉
- 調味料(アミノ酸等)
- 炭酸Ca
- かんすい
- 酸化防止剤(ビタミンE)
- ビタミンB2
- ビタミンB1
食品添加物が多く含まれていると聞くと、体への影響が気になってしまいますね…。
ただし、チキンラーメンに含まれる食品添加物は、厚生労働省の定める安全基準を満たして使用されています。
ですから、基本的にはチキンラーメンを食べても、食品添加物による健康への害はないとされています。
食品添加物については、過剰に心配しなくて大丈夫です。
ただし、チキンラーメンの摂取には糖質、脂質、塩分の過多が問題となるので、食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
チキンラーメンが体に悪いは、そのまま食べても同じ!
チキンラーメンを過剰に摂取すると、糖質、脂質、塩分の摂取が過多となり、健康に悪影響を与えます。
そのおいしさからついたくさん食べたくなる気持ちはわかりますが、ほどほどにしておきましょうね。
さて、チキンラーメンは水を加えずに、そのままカリカリと食べることも可能です。
お菓子のように手軽に楽しめるのが魅力的で、ベビースターラーメンのように美味しいですね。
ただし、チキンラーメンをそのまま食べても、過剰に摂取すると糖質、脂質、塩分が多くなり、問題があります。
お湯を加えても加えなくても、含まれる糖質、脂質、塩分の量は変わらないので注意が必要です。
残念ながら、お湯を加えないことで糖質、脂質、塩分が減るわけではありません。
実際には、お湯を加えずにそのまま食べる方が体に悪影響を与えることもあります。
お湯を使用すれば、スープを残すことによって糖質、脂質、塩分の摂取を抑えることが可能ですが、そのまま食べるとその方法が使えません。
例えば塩分について見てみましょう。スープを残すことで、塩分を1袋あたり2.3gに抑えることができますが、そのまま食べると5.6gにもなってしまいます。
私自身、デスクワーク中にチキンラーメンをそのまま食べた経験がありますが、振り返ると体に良くなかったと感じています。
チキンラーメンはそのまま食べても食べ過ぎはやばいです。気をつけましょう。
そのまま食べたいなら「0秒チキンラーメン」を選ぶべき!
チキンラーメンには、そのままカリカリと食べることを想定した「0秒チキンラーメン」というバリエーションが存在します。
そのまま食べるスタイルが好みの場合、「0秒チキンラーメン」を選ぶことをおすすめします。
この製品は、他のタイプに比べて1袋あたりのエネルギー(カロリー)や炭水化物(糖質)、塩分が抑えられているので、より健康的です。
0秒チキンラーメン 1袋(75g)あたり |
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エネルギー | 362kcal |
たんぱく質 | 7.1g |
脂質 | 16.3g |
炭水化物 | 46.7g |
食塩相当量 | 2.2g |
特に、塩分量は通常のチキンラーメンと比較して半分以下に抑えられています。
適度な塩加減で、そのままカリカリと食べる場合には、通常のチキンラーメンより「0秒チキンラーメン」の方が味わい深いです。
お湯を加えて食べるなら普通のチキンラーメンを、カリカリとそのまま食べるなら「0秒チキンラーメン」を選ぶとよいでしょう。
シチュエーションに応じて商品を選び分けるのがおすすめです。
チキンラーメンはリスクありだけど、アレンジでヘルシーに食べよう!
チキンラーメンは過剰に食べると体に悪影響を及ぼし、「やばい」とされています。
糖質、脂質、塩分の過剰摂取を避けるためにも、食べる量や他の食材との組み合わせに気をつけましょう。
これから、チキンラーメンをもっと健康的に楽しむためのアレンジ方法を紹介します。
以下に挙げる食材を加えて食べることで、満腹感が増し、チキンラーメンを2袋、3袋と過剰に食べることを防げます。さらに、栄養バランスの偏りも改善されます。
- 野菜(キャベツ、にんじん、もやし、玉ねぎ、ほうれん草など)
- 肉(鶏胸肉、鶏ささみなど)
- 豆腐
- わかめ
- 豆類(大豆など)
チキンラーメンのみでは不足しがちなタンパク質やビタミンを、アレンジを加えることで補うことができます。
特に私のおすすめは豆腐です。チキンラーメンができあがったら、豆腐を加えるだけで、簡単に栄養価が向上します。豆腐はコスト効率も良く、ボリュームアップにも最適です。
野菜や肉を追加する際は、油で焼くや揚げるよりも蒸したり茹でたりする調理方法が健康に良いです。
もしいつものようにチキンラーメンをご飯と一緒に食べがちな方へ、その組み合わせは健康を害する可能性があります。
今回紹介したアレンジを取り入れて、ご飯の代わりにしてみてください。これでチキンラーメンを少しでも健康的に食べれますよ。
まとめ
- チキンラーメンには「やばい」という意見がある
- チキンラーメンがやばいと言われる理由は、食べ過ぎると糖質・脂質・塩分の摂り過ぎとなり、体に悪いから
- チキンラーメンはそのままでも、食べ過ぎると糖質・脂質・塩分の摂り過ぎとなり、やばい
- チキンラーメンのおすすめアレンジは、「野菜(キャベツ、にんじん、もやし、玉ねぎ、ほうれん草など)」「肉(鶏胸肉、鶏ささみなど)」「豆腐」「わかめ」「豆類(大豆など)」などをトッピングする
この記事では、チキンラーメンが体に悪いとされる理由について解説しました。
チキンラーメンは非常においしいですが、食べすぎると糖質、脂質、塩分を摂りすぎてしまい、健康に悪影響を及ぼします。
私自身、過去には一度に2袋食べたり、大量のご飯をスープに入れて食べたりしていましたが、これからはその習慣をやめようと思います。
さらに、この記事ではチキンラーメンの健康的なアレンジ方法も紹介しました。
ぜひこちらのアレンジレシピを参考に、健康を意識しながら美味しくチキンラーメンをお召し上がりくださいね。
以上、「チキンラーメンの危険性は過剰摂取にある!そのまま食べるのもダメ?アレンジも紹介!」についてご紹介しました。